（ＮＹ貴金属）
５日のＮＹ金は、続落。ＮＹ金期近４月限は前週末比１０．８ドル安の２０４２．９ドル、ＮＹ白金期近４月限は２０．７ドル安の９０１．６ドル、ＮＹ銀期近３月限は同３７．４セント安の２２４２．２セント。
週明けのＮＹ金は、先週末の軟調地合いを継続して続落した。ＮＹ金の４月限は、序盤に２０５９．１ドルまで反発した。しかし、反発は一時的な動きとなり、その後は米国の早期利下げ後退観測から米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると、ＮＹ金は２０３０．８ドルまで崩れた。下落局面では、この日発表された１月の米ＩＳＭ非製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）の強気な結果も売り材料となった。１月の米ＩＳＭ製造業ＰＭＩは５３．４と前回の５０．５や市場予想の５２．０を上回った。ただ、安値をつけてからは、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が一服して、ＮＹ金は引けにかけて２０４２ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
一方、ＮＹ白金は３営業日ぶりに反発した。ＮＹ白金の４月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調によって８９７．２ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは、連日の下落に対する自律反発によって９１０．７ドルまで上昇した。ただ、９１０ドル台の動きは一時的となり、再び為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると８９７．２ドルまで売り直された。その後は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると、ＮＹ白金は引けにかけて９０７ドル台まで反発する動きを見せた。
ＮＹ金４月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
５日のＷＴＩ原油は、４営業日ぶりに反発。ＷＴＩ原油期近３月限は前週末比０．５０ドル高の７２．７８ドル、北海ブレント原油期近４月限は同０．６６ドル高の７７．９９ドル。ＲＢＯＢガソリン３月限は同６．１７セント高の２２０．９２セント、ＮＹヒーティングオイル期近３月限は同６．４８セント高の２７２．４８セント。
週明けのＷＴＩ原油は、地政学的リスクを警戒した動きによって反発した。ＷＴＩ原油の３月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調を背景に売りが先行して、米国取引時間帯に７１．４１ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は週末から各地で相次ぐ戦闘による地政学的リスクを警戒した動きから、ＷＴＩ原油は７３．２８ドルまで急反発した。米軍は、２日からシリアとイラクの新イラン武装組織の拠点への空爆を開始した。先週、ヨルダンで無人機攻撃による米兵３人が殺害された報復攻撃と見られる。サリバン米大統領補佐官（国家安全保障担当）は４日に米テレビの番組で、米国がイランから直接攻撃を受けた場合、イランへの空爆も排除しない姿勢を示した。また、３日には、ロシア南部の最大の製油所が、ウクライナ軍によるドローン攻撃があったと明らかにした。この各地での戦闘によって、地政学的リスクが警戒された。ただ、引けにかけては、為替のドル高・ユーロ安基調に上値を抑えられ７２．７０ドル台まで上げ幅を縮小した。
ＷＴＩ原油期近３月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
５日のシカゴコーンは、横ばい。期近３月限は前週末と変わらずの４４２．７５セント。
週明けのシカゴコーンは、売り買い交錯する中、清算値ベースで横ばいとなった。シカゴコーンの３月限は、序盤に為替のドル高基調を背景に４３９９．５０セントまで下落した。しかし、安値をつけてからは８日の米農務省の需給報告を控えた、持ち高調整と安値拾いの買いによって４４５．００セントまで反発した。ただ、４４５セント台までの反発も一時的な動きとなり、その後は４４２セント台を中心とした売り買い交錯する展開が続いた。
シカゴコーン期近３月限日足
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