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【海外商品市況】NY金・白金は下落、WTI原油は反発

2024.01.25

(NY貴金属)
24日のNY金は、反落。NY金期近2月限は前日比9.8ドル安の2016.0ドル、NY白金期近4月限は9.4ドル高の914.9ドル、NY銀期近3月限は同42.7セント高の2288.9セント。
昨日のNY金は、米長期金利の上昇と為替のドル高期基調が圧迫要因となり反落した。NY金の2月限は、欧州時間帯に米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって買われる展開となり2037.9ドルまで上昇した。しかし、その後は米国の1月の製造業購買者担当指数の発表後から米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安基調に転換すると、NY金は2011.7ドルまで反落した。この日発表された1月の米製造業PMIは50.3と市場予想の47.9を上回った。サービス業PMIも52.9と市場予想の51.0より強い結果となった。この強気な結果となった両指標をきっかけに市場では早期利下げ観測が後退すると、米長期金利は上昇して為替はドル高・ユーロ安基調に進んだ。ただ、安値をつけてからは、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が一服して、NY金は引けにかけて2014ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY白金は清算値ベースで続伸したが、その後は反落した。NY白金の4月限は、序盤から為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって922.1ドルまで続伸した。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安基調の動きになり、NY白金は崩れると引け前に907ドル台まで下落した。

NY金2月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は、反発。WTI原油期近3月限は前日比0.72ドル高の75.09ドル、北海ブレント原油期近3月限は同0.49ドル高の80.04ドル。RBOBガソリン2月限は同0.06セント安の220.95セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同0.95セント安の268.18セント。
昨日のWTI原油は、米国の原油在庫の大幅な取り崩しが買い材料となり反発した。WTI原油の3月限は、序盤に73.94ドルまで下落した。しかし、74ドル割れは一時的な動きとなり、直ぐに74ドル台後半まで買い直された。その後、米国の週間在庫統計の発表をきっかけに75.83ドルまで上昇した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計は、原油在庫が前週比920万バレル減と市場予想の220万バレル減から大幅な在庫の取り崩しとなった。要因は、寒波の影響と見られ、需給の引き締まり観測が台頭した。高値をつけてからは、上げ一服の展開から74.80ドル台まで上値水準を切り下げたが、引けにかけては75.40ドル前後まで買い直された。

WTI原油期近3月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
24日のシカゴコーンは、5営業日連続の上昇。期近3月限は前日比5.75セント高の452.25セント。
昨日のシカゴコーンは、南米の生産高の減少見通しと原油価格の上昇が支援材料となり続伸した。シカゴコーンの3月限は、序盤に為替のドル安方向の動きによって堅調地合いを維持して450セントまで上昇した。その後、原油価格の上昇と南米の生産高の減少見通しによって452.75セントまで上げ幅を拡大した。原油価格の上昇によって、エタノール需要の拡大が期待された。トウモロコシはエタノールの原料として使用され、エタノール需要の拡大による連想で買われた。また、ブラジルの作付け面積の縮小による、2期作目のトウモロコシの生産減少が警戒された。

シカゴコーン期近3月限日足

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