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【貴金属市場】金標準は、一時9540円台まで下落

2024.01.18

(貴金属市場)
18日の金標準は、続落。金標準の中心限月12月限は前日比45円安の9547円。
夜間立会での金標準12月限は、序盤に為替の円安基調が支援材料となって9634円まで上昇した。しかし、その後はNY金の値崩れによって9547円まで急反落した。NY金は、米国の早期利下げ観測の後退によって米長期金利の上昇が圧迫要因となり、2月限は2004.6ドルまで崩れた。日中立会は、為替の円安基調が一服する中、NY金が2012ドル台まで反発すると、金標準は9580円まで下げ幅を縮小した。しかし、金標準の戻りは限定的となり、その後はNY金の2010ドル割れの展開と為替の円高方向の動きによって、金標準は9546円まで日中の安値を更新した。ただ、引けにかけては、NY金が2010台を再び回復して、金標準は9560円まで戻した。
日中のNY金は、一時2013.8ドルまで上昇した後、2010ドルを挟んだ展開となっている。米長期金利の上げ一服と為替のドル安・ユーロ高基調が、NY金の支援材料となっているが、連日の大幅続落に対して、戻りはイマイチな状況となっている。目先は、節目となる2000ドル付近で下げ止まるか注目される。金標準は、為替の円安基調が下支えとなり、NY金の下落幅に対して下げ渋りとなっている。現在、為替の円安基調は一服しているが、市場では米国の早期利下げ観測の後退が意識されていることから、ドル買い・円売りの動きが続くと見られる。よって、金標準は、底堅い動きが想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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