(貴金属市場)
17日の白金標準は、反落。白金標準の中心限月12月限は前日比38円安の4248円。
夜間立会での白金標準12月限は、為替の円安基調の中、NY白金の軟調地合いに反応して4250円まで反落した。NY白金の4月限は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となって901.6ドルまで下値水準を切り下げた。日中立会は、序盤にNY白金が906ドル台まで反発すると白金標準は4271円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後は、NY白金が再び軟調地合いに戻り、900ドル割れの展開になると白金標準は4237円まで崩れた。ただ、引けにかけては、為替の円安基調によって白金標準は4249円まで下げ幅を縮小する動きも見せた。
日中のNY白金は、899.4ドルまで直近の安値を更新している。引き続き、為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となっている。2023年12月7日以来の900ドル割れの動きとなっており、目先は2023年12月7日の安値897.5ドルを下抜けするか注目したい。ただ、この897.5ドルを下抜けすると、次の下値目途は2023年11月10日の安値850.4ドルとなってくる。まだ、NY白金の下振れが警戒される。白金標準も本日の下落によって、1月15日の安値4231円に接近している。この4231円を下抜けすると、次の下値目途は2023年12月8日の安値4138円となる。まだ、NY白金の下振れ警戒となっていることから、白金標準の軟調地合いも続くと見たい。
白金標準の日足チャート
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