フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

投資情報ナビ

【貴金属市場】年明けの白金標準は急反落

2024.01.04

(貴金属市場)
4日の白金標準は、急反落。白金標準の中心限月12月限は前年末比100円安の4408円。
12月30日早朝6時までの白金標準12月限の動きとしては、NY白金の軟調地合いに引っ張られ4432円まで下値水準を切り下げた。年明け3日から4日の夜間立会までは、序盤に為替の円安方向の動きによって白金標準は4455円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後はNY白金が為替のドル高・ユーロ安基調によって976.2ドルまで崩れると、白金標準は4390円まで売り込まれた。ただ、安値をつけてからは、為替の円安基調とNY白金の988ドル台まで戻りによって白金標準は4433円まで出直りの動きも見せた。4日の日中立会では、序盤に為替の円高方向の動きによって白金標準は4402円まで売り直された。その後、為替は再び円安基調となったが、NY白金が978ドル台まで下がり白金標準は4410円前後で上値の重い展開が続いた。
日中のNY白金は、978.3ドルまで売り直されている。前日の安値から下げ止まりの動きとなっているが、為替はまだドル高・ユーロ安基調を維持している。このドル高・ユーロ安基調が続く限り、NY白金の下振れが警戒される。白金標準は、年末からのNY白金の値崩れによって急反落している。為替の円安方向の動きは支援材料となっているが、それ以上にNY白金の下落幅が大きく、まだNY白金の下振れが警戒されることから、白金標準も下値水準の切り下げの動きが想定される。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

  • プライム情報・記事一覧
  • 経済カレンダー
  • 相場表

▲ PAGE TOP