(石油市場)
27日のドバイ原油は、大幅続伸。ドバイ原油の中心限月5月限は前日比1490円高の6万9660円
夜間立会のドバイ原油5月限は、WTI原油の急反発によって6万9980円まで大幅続伸した。しかし、夜間の高値をつけてからは、WTI原油の上げ一服の展開となり、ドバイ原油は6万9060円まで上げ幅を縮小した。WTI原油は、中東情勢の悪化懸念によって2月限は一時76.18ドルまで急反発したが、その後は上げ一服の展開から75.10ドル割れまで上値水準を切り下げた。日中立会はWTI原油が75.50ドル台まで戻る動きを見せると、ドバイ原油は6万9660円まで買い直された。
日中のWTI原油は、中東情勢の悪化懸念と為替のドル安基調によって75.51ドルまで買い直されている。ただ、前日の高値から上値水準は切り下げており、上げ一服の展開は続いている。今晩は米国の主要な経済指標の発表はなく、目先は日本時間29日の1時発表されるEIA(米国エネルギー情報局)の週間在庫統計の発表待ちとなっている。ドバイ原油は、6万9600円台まで上昇する動きとなっている。ただ、WTI原油の上げ一服の動きや年末年始を控え薄商いが予想され、相場の急変動に注意したい。
ドバイ原油の日足チャート
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