(貴金属市場)
21日の金標準は、急反落。金標準の中心限月10月限は前日比78円安の9358円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の下落によって9400円割れの動きとなった。NY金の2月限は、利益確定の売りが台頭して2040.6ドルまで一時下落した。日中立会は、NY金が朝方から反発して2049ドル台まで上昇する展開となったが、金標準は為替の円高基調が圧迫要因となり9354円まで下げ幅を拡大した。その後は為替の円高基調の一服によって9371円まで戻りを見せたが、戻りは一時的な動きとなり、引けにかけては再び9350円台まで売り直された。
日中のNY金は、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって2050.0ドルまで反発している。明日の11月の米個人消費支出(PCE)を控え、NY金は2050ドル手前の水準まで戻しているが、発表の結果次第でNY金は波乱の展開が警戒される。よって、明日の米PCEの発表まで、NY金は2050ドル付近での動きが想定される。金標準は、為替の円高基調によって9350円台まで売り込まれる動きとなっている。NY金の様子見ムードの中、金標準は引き続き円相場の動き次第となっている。
金標準の日足チャート
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