▼JPX金 5分足チャート
※13:00時点のチャートで分析しています。
JPX金は前日比19円高の9284円近辺で推移しています。
実線は寄り付き後、売りが優勢となり、一時9290円まで下落しました。
これにより、MACDヒストグラムはマイナス圏で拡大傾向となり、ストキャスティクスはファスト、スローともに20%以下に下落しました。
その後、実線が10本EMAを回復して上昇。これに伴い、MACDヒストグラムがマイナス圏で拡大から収縮傾向に変化し、ストキャスティクスも20%割れから上向きに変化しました。
これにより、前回記事のエントリーポイントに合致しました。
その後、実線はボリンジャーバンド2σ上限まで上昇しました。
この後の展開ですが、実線がボリンジャーバンド2σ上限を上抜けてバンドウォークを演じる展開になれば、上昇トレンドを形成する可能性が高まりますが、実際にはバンド上限で陰線を形成したことで、MACDヒストグラムがプラス圏で拡大から収縮傾向に変化し、ストキャスティクスも80%以上の水準から下向きに変化したことで、トレンドレスを暗示するカタチになりました。
これにより、実線が再び下降波を形成する可能性が高まったと判断できます。つまり、今回のトレードはこれで一旦終了させる必要があります。
これからの戦略を組み立てる場合に重要なポイントは、上位足がどうなっているかを確認することです。
それでは、上位足の15分足を考察してみましょう。
15分足チャートで考察すると、実線は10本EMAなどを下抜けて下降傾向を形成しています。
MACDヒストグラムはマイナス圏で拡大傾向を形成し、ストキャスティクスも下向きに推移しています。
考え方は、5分足と同じです。
今後の戦略としては、買いエントリーのポイントを探す場合、15足のMACDヒストグラムやストキャスティクスがエントリーポイントの形状を示す必要があります。
上位足である15分足が下向きの状態で、5分足に買いエントリーポイントの形状が出来たとしても、エントリーするにはリスクが高いと言えるでしょう。
上位足の形状を確認し、エントリーポイントを探ることは相場の波にのる戦略として重要な視点と言えるでしょう。
今回は以上になります。
来週も5分足チャートを活用したトレード戦略について配信いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
(13:00執筆)
投資助言サービス担当 テクニカルアナリスト 村石
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