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【貴金属市場】金標準は、6営業日連続の下落

2023.12.12

(貴金属市場)
12日の金標準は、6営業日連続の下落。金標準の中心限月10月限は前日比57円安の9297円。
夜間立会での金標準の中心限月は、引き続きNY金の下落基調によって9301円まで続落した。NY金の2月限は、米国の長期金利の上昇が圧迫要因となり、2000ドルを割り込むと1991.2ドルまで下値水準を切り下げた。日中立会は、NY金が2004ドル台まで反発する動きを見せる中、金標準は為替の円高基調によって9282円まで下げ幅を拡大した。しかし、日中の安値をつけてからは、為替の円高基調が一服すると、金標準は9304円まで戻りを見せた。ただ、金標準の9300円台の戻りは一時的な動きとなり、為替が再び円高基調に進むと金標準は9283円まで売り直された。
日中のNY金は2004.8ドルまで反発している。米FOMC(連邦公開市場委員会)を控え、連日の急落に対する持ち高調整によってNY金は反発している。ただ、戻りも2004ドル台と限定的となっており、目先は2000ドルを挟んだ動きが続くと見たい。今晩は、11月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響の与える経済指標となっていることから、米CPIの結果に注目したい。米CPIの発表は、日本時間22時30分となっている。金標準は、日中に9282円まで下値水準を切り下げている。日中は為替の円高基調が圧迫要因となっており、円高基調が続くようであれば、まだ下値水準の切り下げが警戒される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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