フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

投資情報ナビ

【貴金属市場】白金標準は、4営業日連続の下落

2023.12.07

(貴金属市場)
7日の白金標準は、4営業日連続の下落。白金標準の中心限月10月限は前日比88円安の4157円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、序盤にNY白金の上昇によって4283円まで反発した。しかし、その後はNY白金の値崩れと為替の円高基調によって、白金標準は4180円まで下値水準を切り下げた。NY白金の1月限は、NYパラジウムの上昇と為替のドル安・ユーロ高基調によって916ドル台まで上昇したが、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって890.4ドルまで崩れた。日中立会は、NY白金が896ドル台まで反発すると白金標準は4200円台まで戻した。しかし、4200円台の戻りは一時的となり、その後はNY白金がマイナス圏まで上値水準を切り下げ為替が円高基調に進むと、白金標準は4157円まで下げ幅を拡大した。
日中のNY白金は896.6ドルまで反発した後、890.0ドルまで下落して前日の安値を更新している。引き続き、為替のドル高・ユーロ安基調の動きがNY白金の圧迫要因となっているが、今晩は明日の米国の雇用統計を控え持ち高調整の動きによる反発も想定される。ただ、為替は依然としてドル高・ユーロ安基調を継続していることから、戻りも限定的になると見たい。白金標準は、NY白金の軟調地合いと為替の円高基調によって4157円まで直近の安値を更新している。まだ、為替の円高方向の動きによって、下値水準の切り下げが警戒される。目先の注目は、明日の米雇用統計となっており、それまでは白金標準の弱い動きが続くと見たい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

  • プライム情報・記事一覧
  • 経済カレンダー
  • 相場表

▲ PAGE TOP