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【貴金属市場】金標準は、11月1日以来の9700円台まで上昇

2023.12.01

(貴金属市場)
1日の金標準は、反発。金標準の中心限月10月限は、前日比57円高の9712円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金が反落する動きの中、為替の円安基調が支援材料となり9711円まで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替の円安基調の一服とNY金の軟調地合いによって、金標準は9700円を挟んだ動きとなった。NY金は、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって一時2051ドル台まで崩れた。日中立会の金標準は、為替の円高基調によって9687円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後は、NY金の反発と為替の円安方向の戻りによって9713円まで日中の高値を更新した。
日中のNY金は、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって2063.1ドルまで反発している。米長期金利と為替のドル・ユーロ相場は前日の動きと真逆の展開となっている。引き続き、米国の利上げ打ち止め観測の高まりによって、米長期金利は低下しやすく為替もドル安・ユーロ高方向の動きが続くと見たい。この米長期金利と為替のドル・ユーロの動きが、今後もNY金の支援材料に。金標準は、再び9700円台まで上昇してる。NY金の強調地合いを踏まえると、2023年11月1日の上場来高値9743円を試す動きが想定される。ただ、ドル安基調によって円相場は円高方向に動きやすくなるため、過度な円高の動きは注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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