(NY貴金属)
24日のNY金は、反発。NY金期近12月限は前日比10.2ドル高の2003.0ドル、NY白金期近1月限は15.2ドル安の930.7ドル、NY銀期近12月限は同61.4セント高の2434.1セント。
週末のNY金は、休場明けの為替のドル安基調によって反発した。NY金の12月限は、米国の感謝祭による休場前に米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって1990.9ドルまで下落した。しかし、休場明けは米長期金利が上昇基調を継続している中、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、NY金は割安感から2004.5ドルまで反発した。
NY白金もNY金と同様に、休場明けの為替のドル安・ユーロ高基調によって反発した。NY白金の1月限は休場明け前に、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって910.0ドルまで続落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調によって、NY白金は出直りの動きとなり942.9ドルまで反発した。その後は、週末要因によって934ドル台まで上げ幅を縮小したが、引けにかけて939ドル台まで買い直された。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油期近1月限は前日比1.56ドル安の75.54ドル、北海ブレント原油期近1月限は同0.84ドル安の80.58ドル。RBOBガソリン12月限は同6.73セント安の216.51セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同5.34セント安の283.57セント。
週末のWTI原油は、OPECプラスの生産方針に対する不透明感によって3営業日連続で下落した。WTI原油の1月限は休場前まで、OPECプラスの閣僚級会合の延期を受けて、追加減産に対する思惑が交錯して75ドル前半から76ドル後半のレンジでの動きとなった。ただ、休場明けのWTI原油は、為替のドル安基調を背景に割安感から77.09ドルまで上値水準を切り上げた。しかし、高値をつけてからは、引き続きOPECプラスの追加減産に対する不透明感によって75.07ドルまで崩れた。
WTI原油期近1月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
(CBOTコーン)
24日のシカゴコーンは、続落。期近3月限は前日比5.25セント安の482.505セント。
週末のシカゴコーンは、南米の天候リスクの後退や週末要因による持ち高調整によって続落した。休場明けのシカゴコーンの3月限は、序盤に米国の強気な週間輸出成約高を背景に489.25セントまで上昇した。この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、143万2400トンと市場予想の70万~160万トンの上限近い水準となった。しかし、高値をつけてからは、南米の天候リスクの後退と週末要因による持ち高調整によって481.75セントまで続落した。乾燥した天候が続いていたブラジルの生産地帯に降雨が確認され、天候リスクがやや後退した。また、週末から28日まで所による降雨の予報も出ている。
シカゴコーン期近3月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi