(貴金属市場)
24日の白金標準は、急反落。白金標準の中心限月10月限は前日比46円安の4349円。
22日の夜間立会の白金標準は、序盤にNY白金の上昇によって4431円までまで買われたが、その後は、NY白金の値崩れによって、4350円まで反落した。NY白金の値崩れは、米国の強気な経済指標と米長期金利の上昇による為替のドル高・ユーロ安基調によって、1月限は949.1ドルまで上昇した後に、924.1ドルまで下落した。23日の日中立会は、NY白金が930ドルを挟んだ展開の中、白金標準は4360円台から4380ドル台のレンジで推移した。しかし、23日の夜間立会では、NY白金が920.6ドルまで下値水準を切り下げると、白金標準は4338円まで下げ幅を拡大した。24日の日中立会は、NY白金が序盤に925ドル台まで反発すると、白金標準は4365円まで戻りを見せた。ただ、その後はNY白金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって白金標準は4346円まで売り直された。
日中のNY白金は、為替のドル高・ユーロ安基調によって920.6ドルまで下値水準を切り下げている。23日の感謝祭による休場によって、現在までNY白金は電子取引のみとなっている。ただ、今晩の米国取引時間帯では本セッションが再開される。このままドル高・ユーロ安基調が続くと、本セッションでの一段の下振れが警戒される。白金標準は、NY白金の値崩れによって、4350円付近まで下落している。ただ、為替が22日以降から円安方向に進んでいることで、白金標準の下支えになると見て、NY白金の下落に対する下振れは限定的になると想定したい。
白金標準の日足チャート
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