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【貴金属市場】金標準は続落

2023.11.21

(貴金属市場)
21日の金標準は、続落。金標準の中心限月10月限は前日比31円安の9454円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の下落と為替の円高基調によって9383円まで直近安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、NY金の出直りの動きによって、金標準は9440円台まで下げ幅を縮小した。NY金の12月限は、序盤に米長期金利の上昇によって1967ドル台まで売り込まれたが、その後は、上昇していた米長期金利が低下すると1981ドル台まで戻りを見せた。日中立会は、NY金が1992ドル台まで上昇すると、金標準は9476円まで戻した。しかし、その後は為替が一段の円高基調に進むと、金標準は9431円まで売り直された。ただ、昼過ぎからは、為替の円高基調が一服してNY金が1995ドル台まで上昇すると、金標準は9464円まで下げ幅を縮小する動きも見せた。
日中のNY金は1996.2ドルまで上昇している。引き続き、米長期金利の低下とドル安基調がNY金の支援材料となっている。ただ、今晩は、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨(10月31日~11月1日分)の発表が予定されている。今後の政策金利の見通しの判断材料として注目されており、NY金は米FOMC議事要旨の内容次第となっている。金標準は、ドル安基調による円高が圧迫要因となって続落している。ただ、NY金と同様に金標準も今晩の米FOMC議事要旨の内容次第となっており、NY金や円相場の動きに注意したい。米FOMC議事要旨は、日本時間22日午前4時に発表される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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