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【貴金属市場】金標準は、9500円割れの水準まで急落

2023.11.20

(貴金属市場)
20日の金標準は、急落。金標準の中心限月10月限は前日比119円安の9485円。
週末の夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の反落と為替の急速な円高基調によって9522円まで急落した。NY金の12月限は、序盤に米長期金利の低下によって1996.4ドルまで上昇したが、その後は米長期金利の出直りの動きによって1981.1ドルまで崩れた。日中立会は、週明けのNY金の軟調地合いと為替の円高基調によって金標準は9478円まで下げ幅を拡大した。しかし、安値をつけてからは、為替の円高基調とNY金の下げが一服すると金標準は9497円まで戻した。ただ、金標準の戻りは限定的となり、引けにかけて9480円台まで売り直された。
週明けのNY金は序盤に1975.8ドルまで下値水準を切り下げたが、その後は1987.8ドルまで戻している。週末の変動要因となった米長期金利は、週末の水準で高止まりとなっている。ただ、為替はドル安・ユーロ高基調を継続していることから、NY金は売り買いが交錯する展開となっている。今晩は米国の主要な経済指標の発表が予定されていないことから、NY金は方向感のない動きが続くと見たい。金標準は、週明け為替の円高方向の動きによって一段の下落となっている。まだ、為替の円高基調による金標準の下値水準の切り下げが警戒される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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