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【海外商品市況】NY金・NY白金は大幅続伸

2023.11.15

(NY貴金属)
14日のNY金は、大幅続伸。NY金期近12月限は前日比16.3ドル高の1966.5ドル、NY白金期近1月限は29.2ドル高の892.8ドル、NY銀期近12月限は同77.4セント高の2313.2セント。
昨日のNY金は、米長期金利の低下と為替のドル安基調を背景に大幅続伸した。NY金の12月限は、序盤に1950ドルを挟んだ動きとなった。しかし、その後は、10月の米国の消費者物価指数(CPI)の発表後に、NY金は1975.3ドルまで大幅続伸した。この日発表された、10月の米CPIは前年比3.2%の上昇と、前月の3.7%の上昇から鈍化して、市場予想の3.3%の上昇も下回った。コアCPIも前年比4.0%の上昇と、こちらも前月や市場予想の4.0%の上昇より鈍化した。このインフレ低下を示唆する内容となった米CPIの発表を受けて、市場では米FRB(連邦準備制度理事会)による利上げ終焉観測が広がると、米長期金利は低下して為替がドル安・ユーロ高基調となりNY金は買われた。その後、高値をつけてからは、米長期金利の低下が一服するとNY金の上昇も一巡して、引けにかけては1967ドル台まで上げ幅を縮小した。
NY白金もNY金と同様に為替のドル安基調を背景に大幅続伸した。NY白金の1月限は、序盤に870ドル付近で推移していたが、その後、為替のドル安・ユーロ高基調によって895.5ドルまで大幅続伸した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、横ばい。WTI原油期近12月限は前日と変わらずの78.26ドル、北海ブレント原油期近1月限は同0.05ドル安の82.47ドル。RBOBガソリン12月限は同1.31セント安の222.28セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同0.22セント安の283.71セント。
昨日のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで横ばいとなった。WTI原油の12月限は、為替のドル安基調やIEA(国際エネルギー機関)の月報を背景に79.77ドルまで続伸した。この日発表されたIEAの月報は、2023年の石油需要の見通しを日量240万バレルと、前回の230万バレルから上方修正した。前日のOPEC(石油輸出機構)月報と同様にIEAの月報でも需要見通しが上方修正されたことによって、石油需要の先行きに対する楽観的な見方が台頭して、WTI原油は79ドル台後半まで買い進まれた。しかし、その後は、15日に発表される米EIA(エネルギー情報局)の週間在庫統計の発表を控え、持ち高調整の売りによって77.80ドル台まで上値水準を切り下げた。米EIAの週間在庫統計は、システム更新のため先週分の発表は延期され、15日に2週分の発表が予定されている。市場では、米国の週間在庫統計による需給動向に注目している。EIAの週間在庫統計の発表は、日本時間の24時30分となっている。

WTI原油期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
14日のシカゴコーンは、続伸。期先12月限は前日比1.00セント高の478.25セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル安基調と米国産トウモロコシの輸出需要が支援材料となり続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤から為替のドル安基調を背景に堅調地合いを継続した。その後、米国産トウモロコシの輸出需要によって、一時480.00セントまで続伸した。米農務省は、この日もメキシコ向けの米国産トウモロコシ10万1745トンの売却を公表した。

シカゴコーン期近12月限日足

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