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【貴金属市場】白金標準は、7営業日ぶりに反発

2023.11.14

(貴金属市場)
14日の白金標準は、7営業日ぶりに反発。白金標準の中心限月10月限は前日比102円高の4202円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、NY白金の上昇と為替の円安基調が支援材料となり4189円まで急反発した。NY白金の1月限は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって868ドル台まで上昇した。日中立会は、NY白金が872ドル台まで続伸すると、白金標準は4214円まで上げ幅を拡大した。しかし、高値をつけてからは、NY白金が上げ一服の動きから870ドル割れまで上値水準を切り下げると、白金標準は4193円まで上げ幅を縮小した。その後は、NY白金が再び870ドル台まで戻ると、白金標準は4200円を挟んだ動きとなった。
日中のNY白金は872.8ドルまで続伸している。前日からの為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となっている。ただ、今晩は、欧米の主要な経済指標の発表が予定され、ドル・ユーロ相場の動き次第となり、NY白金の波乱の展開が警戒される。欧州の経済指標では、日本時間17時に発表されるユーロ圏の第3四半期GDPが注目される。一方、米国は、22時30分に発表される消費者物価指数(CPI)に注目。特に後者の米CPIは、今後の米国の金融政策に影響を与える指標となっているだけに発表後のドル・ユーロ相場の動きに注意したい。白金標準は7営業日ぶりの反発によって4200円台を回復している。ただ、今晩はNY白金と同様にドル・ユーロ相場の動き次第となっているので、臨機応変に対処するのが無難としたい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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