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【海外商品市況】NY金・白金は急反発、WTI原油は3営業日連続の上昇

2023.11.14

(NY貴金属)
13日のNY金は、急反発。NY金期近12月限は前週末比12.5ドル高の1950.2ドル、NY白金期近1月限は18.0ドル高の863.6ドル、NY銀期近12月限は同7.7セント高の2235.8セント。
週明けのNY金は、為替のドル安基調を背景に急反発した。NY金の12月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって売りが先行して、1935.6ドルまで直近の安値を更新した。為替のドル高・ユーロ安方向の動きは、米長期金利の上昇が要因となった。しかし、安値をつけてからは、上昇していた米長期金利が下落すると、為替がドル安・ユーロ高基調に転換して、NY金は出直りの動きから1953.5ドルまで急反発した。その後は、今晩発表される米国の消費者物価指数(CPI)を控え、上げ一服の展開となった。米CPIは重要なインフレ指標とされており、米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与えることから注目されている。米CPIは、日本時間22時30分に発表される。
NY白金もNY金と同様に急反発した。NY白金の1月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって844.6ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高基調に転換すると、NY白金は反発に転じ清算値決定後に868.8ドルまで急反発した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、3営業日連続で上昇。WTI原油期近12月限は前週末比1.09ドル高の78.26ドル、北海ブレント原油期近1月限は同1.09ドル高の82.52ドル。RBOBガソリン12月限は同4.64セント高の223.59セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同9.62セント高の283.93セント。
週明けのWTI原油は、為替のドル安基調とOPEC(石油輸出機構)の需要見通しの引き上げが支援材料となって78ドル台まで続伸した。WTI原油の12月限は、序盤に為替のドル高方向の動きによって76.21ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは、為替がドル安基調に転換するとWTI原油は出直りの動きとなった。その後、OPECの需要見通しの引き上げによって、WTI原油は78.64ドルまで上昇した。この日発表されたOPEC月報では、2023年の世界の石油需要見通しが日量246万バレル増と、前月の244万バレル見通しから小幅上方修正された。この石油需要の見通しによって、米・中の需要後退観測が緩み、WTI原油の支援材料となった。

WTI原油期近12月限日足


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(CBOTコーン)
13日のシカゴコーンは、急反発。期先12月限は前週末比13.25セント高の477.25セント。
週明けのシカゴコーンは、為替のドル安基調や輸出需要が支援材料となり3営業日ぶりに急反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤に為替のドル高方向の動きによって売りが先行して、461.00セントまで安値を更新した。しかし、その後、為替のドル安基調とメキシコ向けの輸出需要を背景に477.75セントまで急反発した。この日米農務省は、メキシコ向けに2023~2024年度の米トウモロコシ14万3637トンの売却を公表した。

シカゴコーン期近12月限日足

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