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【石油市場】ドバイ原油は、6営業日ぶりに反発

2023.11.07

(石油市場)
7日のドバイ原油は、6営業日ぶりに反発。ドバイ原油の中心限月4月限は前日比300円高の7万6200円。
夜間立会のドバイ原油は、WTI原油の上昇と為替の円安基調によって7万7100円まで急反発した。しかし、高値をつけてからは、WTI原油の値崩れによって7万6300円まで上値水準を切り下げた。WTI原油は、需給のひっ迫懸念によって12月限は82.24ドルまで反発したが、その後は為替のドル高基調と中国のエネルギー需要の後退観測によって80.70ドル台まで上げ幅を縮小した。日中立会は、WTI原油が反落して80.30ドル割れまで下がると、ドバイ原油は7万5990円まで上値水準を切り下げた。しかし、引けにかけては、為替の円安基調が下支えとなり7万6200円まで買い直された。
日中のWTI原油は、80.23ドルまで反落している。為替のドル高基調と、中国の貿易収支の結果による、同国のエネルギー需要の後退懸念が引き続き圧迫要因となっている。日中に発表された、10月の中国の貿易収支は、565億3000万ドルの黒字と市場予想の820億ドルを下回った。輸入は前年比で3.0%増と市場予想の4.8%減と反対の内容となったが、輸出は6.4%減と市場予想の3.3%減を上回った。このやや弱気な中国の貿易収支が、目先のWTI原油の圧迫要因となって下値水準の切り下げが警戒される。ドバイ原油は、日中に7万6000円割れまで上げ幅を縮小している。まだ、WTI原油の軟調地合いが続くと見られ、ドバイ原油の下振れの動きも想定される。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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