(貴金属市場)
31日の白金標準は、急反発。白金標準の中心限月10月限は前日比122円高の4427円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、NY白金の急伸によって4416円まで上昇したが、その後、為替の円高方向の動きによって4342円まで上げ幅を縮小した。しかし、白金標準の下振れは限定的となり、夜間の引けにかけて4400円台まで買い直された。NY白金の1月限は、為替のドル安・ユーロ高基調とNY金の上昇が支援材料となり943.6ドルまで急伸した。日中立会は、NY白金が944ドル台まで続伸すると、白金標準は4422円まで上げ幅を拡大した。しかし、高値をつけてからは、NY白金の940ドル割れの動きによって4390円まで崩れた。ただ、白金標準の4400円割れの動きは一時的となり、日銀の金融政策決定会合後、為替が円安方向に動くと、白金標準は4433円まで買い進まれた。
日中のNY白金は944.8ドルまで続伸した後、937.6ドルまで崩れている。為替のドル高・ユーロ安基調の動きや前日の急伸による利益確定の売りが、NY白金の圧迫要因となっている。白金標準は4430円台まで上昇している。為替の円安方向の動きが支援材料となっており、引き続き上値水準を切り上げる動きも想定される。
白金標準の日足チャート
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