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【海外商品市況】NY金は4営業日連続で上昇、NY白金は943ドル台まで急伸

2023.10.31

(NY貴金属)
31日のNY金は、3営業日連続で上昇。NY金期近12月限は前週末比7.1ドル高の2005.6ドル、NY白金期近1月限は34.1ドル高の939.9ドル、NY銀期近12月限は同50.9セント安の2339.6セント。
週明けのNY金は、4営業日連続の続伸。NY金の12月限は、序盤に先週末の強調地合いを継続して2016.8ドルまで上昇した。先週末からイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が激化しており安全資産として、NY金は買い進まれた。しかし、高値をつけてからは、今週開催される日銀金融政策決定会合・米FOMC(連邦公開市場委員会)・英金融政策委員会を控え、持ち高調整によって1999.7ドルまで上げ幅を縮小した。ただ、NY金の下押しは限定的となり、為替のドル安基調が相場の下支えになると、その後は2000ドル~2010ドル台のレンジの動きとなった。外国為替市場では、31日に開催される日銀の金融政策決定会合でYCC(イールド・カーブ・コントロール)の再修正が議論されるとの報道によって、米ドル売り・円買いの動きとなっている。ユーロ/米ドルも前日の欧州時間帯からドル安・ユーロ高方向の動きを見せている。
一方、NY白金は反発して1月限は943ドル台まで急伸した。NY白金の1月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって907.0ドルまで下落した。しかし、その後は、為替のドル安・ユーロ高基調によって反発すると943.6ドルまで急伸した。上昇局面では、NY金の続伸の動きも支援材料となった。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
31日のWTI原油は、急落。WTI原油期近12月限は前週末比3.23ドル安の82.31ドル、北海ブレント原油期近12月限は同3.03ドル安の87.45ドル。RBOBガソリン11月限は同9.25セント安の222.00セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同8.56セント安の296.63セント。
週明けのWTI原油は、先週末の上昇に対する利益確定の売りによって反落した。WTI原油の12月限は、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が激化する中、原油の供給に対する混乱が生じていないことから、序盤から売られる展開となった。その後も、WTI原油の軟調地合いは続き、今週開催される日銀金融政策決定会合・米FOMC(連邦公開市場委員会)・英金融政策委員会を控え利益確定の売りが膨らむと、81.82ドルまで急落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安基調を背景に83ドル前後まで買い戻される動きも見せた。

WTI原油期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
31日のシカゴコーンは、反落。期先12月限は前週末比2.50セント安の478.25セント。
週明けのシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中で反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に484.00セントまで上昇した。しかし、その後は、テクニカルな売りやシカゴ小麦と大豆の下落によって477.50セントまで反落した。チャートは10月24日に50日移動平均線を下抜けしてから、50日移動平均線(485セント付近)がレジスタンスラインとなり25日から上値を抑えている。シカゴ小麦は、テクニカルな売りによって下落。シカゴ大豆は、アルゼンチンの恵みの雨による干ばつリスクの後退や先週末の上昇に対する利益確定の売りが圧迫要因となった。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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