(石油市場)
24日のドバイ原油は、大幅続落。ドバイ原油の中心限月3月限は前日比1000円安の7万9010円。
夜間立会のドバイ原油は、WTI原油の大幅続落によって7万8770円まで売り込まれたが、その後、WTI原油の下げ一服の動きによって7万9200円まで戻した。WTI原油の12月限は、パレスチナ情勢の緊迫化の緩和期待によって、エネルギーの供給不安が後退して85.35ドルまで大幅続落した。日中立会は、WTI原油が86.30ドルまで反発すると、ドバイ原油は7万9400円台まで下げ幅を縮小した。しかし、WTI原油の86ドル台の戻りは一時的となり、その後、86ドル割れまで上値水準を切り下げるとドバイ原油は7万9100円割れまで売り直された。
日中のWTI原油は、86.30ドルまで反発している。先週末の高値から4ドル以上の下落となったが、現状は85.30ドル台で下げは一服している。まだ、パレスチナ情勢の緊迫化が警戒される状況に変わりはなく、WTI原油の下押しは一時的な動きになると見たい。ドバイ原油も夜間の安値から出直りの動きとなっている。WTI原油の下げ一服の動きによって、ドバイ原油の戻りも期待される状況となっている。ただ、円相場が150円付近で円安基調が一服する動きとなっていることから、WTI原油の戻り幅に対してドバイ原油の反発は限定される動きも警戒される。
ドバイ原油の日足チャート
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