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【海外商品市況】NY金は5営業日ぶりに反落

2023.10.24

(NY貴金属)
23日のNY金は5営業日ぶりの反落。NY金期近12月限は前週末比6.6ドル安の1987.8ドル、NY白金期近1月限は0.1ドル安の905.0ドル、NY銀期近12月限は同29.4セント安の2321.0セント。
週明けのNY金は、安全資産としての買いの一服や米長期金利の上昇によって反落した。NY金の12月限は、週明けの寄付き直後に1971.0ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、パレスチナ情勢の緊迫化を背景に、安全資産として買い直され1994.3ドルまで戻した。ただ、その後、安全資産としての買いの一服と米長期金利の上昇によって、NY金は上値水準を切り下げ1980ドル台半ばまで売り直された。
NY白金は清算値ベースで小幅反落した。NY白金の1月限は、NY金の下落と為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって894.5ドルまで反落した。しかし、安値をつけてからは、為替がドル安・ユーロ高基調になるとNY白金は出直りの展開となり907.8ドルまで上昇した。その後は、NY金の軟調地合いと為替のドル安・ユーロ高の動きによる売り買いが交錯すると、NY白金は895ドル台から907ドル台のレンジでの動きとなった。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は大幅続落。WTI原油期近12月限は前週末比2.59ドル安の85.49ドル、北海ブレント原油期近12月限は同2.33ドル安の89.83ドル。RBOBガソリン11月限は同4.51セント安の232.85セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同6.11セント安の309.55セント。
週明けのWTI原油は、パレスチナ情勢の緊迫化の緩和期待によって大幅続落した。イスラエル軍が地上侵攻の準備を進めている状況の中、パレスチナ情勢の緊迫化の緩和に向けて、バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入を継続することで一致した。また、日本を除くG7(先進7カ国)の6首脳は電話会談で、紛争拡大阻止に向けて緊密な外交調整を続けることを確認した。この諸外国の一連の外交努力によって、パレスチナ情勢の緊迫化による石油の供給不安が後退すると、週明けのWTI原油は、序盤から軟調地合いとなり85.35ドルまで大幅続落した。

WTI原油期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
23日のシカゴコーンは、続落。期先12月限は前週末比5.25セント安の490.25セント。
週明けのシカゴコーンは、米国産トウモロコシの収穫進展とアルゼンチンの恵みの雨によって続落した。週明けの引け後に発表される米国の収穫進捗状況は、前週の49%から59%と予想され、収穫進展による農家の売り圧力が引き続き圧迫要因となった。更に、干ばつによって作付けが遅れていたアルゼンチンで、週末に降雨が観測されたことも売り材料となった。この米国産トウモロコシの収穫進展とアルゼンチンの恵みに雨によって、シカゴコーンの12月限は490.00セントまで続落した。

シカゴコーン期近12月限日足


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