(貴金属市場)
19日の金標準は7営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前日比44円高の9359円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の強調地合いによって9430円まで上場来高値を再び更新した。NY金の12月限は、引き続き中東情勢の悪化による地政学的リスクによって1975.8ドルまで上昇した。その後、金標準は高値を更新してから、NY金の上げ一服の動きによって9322円まで上げ幅を縮小したが、金標準の下振れは一時的な動きにとなり、9400円前後の水準まで買い直された。日中立会は、NY金が朝方から反落すると金標準は上値水準を切り下げ、NY金が1957ドルまで売られると金標準は9355円まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、前日の大幅上昇に対する調整安の動きによって1957.0ドルまで下落している。ただ、中東情勢の悪化による地政学的リスクは、引き続きNY金の支援材料になると見て、下振れは一時的な動きが想定される。金標準は、9430円まで高値を更新してから、9350円台まで上値水準を切り下げているが、NY金の上昇基調に変わりがないことから、金標準も下押し局面では買い拾われる動きが続くと見たい。
金標準の日足チャート
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