(貴金属市場)
18日の金標準は6営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前日比101円高の9315円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の堅調地合いの中、為替の円安基調が支援材料となり9283円まで続伸した。NY金は売り買い交錯する展開の中、1930ドル台を中心とした堅調地合いを見せた。日中立会は、NY金が序盤から上昇基調を強め1955ドル台まで急伸すると、金標準は9340円まで上場来高値を更新した。しかし、高値をつけてからは、NY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は9295円まで上げ幅を縮小した。ただ、金標準の下振れしは限定的となり、再び金標準は9320円台まで買い直される動きも見せた。
日中のNY金は1955.9ドルまで上昇している。引き続き、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突の激化によって安全資産として金が買われている。まだ、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻は実施されていないが、戦闘の一段の激化や長期化懸念によって、NY金の強調地合いは続くと見たい。金標準もNY金と同様に強調地合いとなっており、更なる上値水準の切り上げも想定される。
金標準の日足チャート
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