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【海外商品市況】週末のNY金は、1940ドル台まで急騰

2023.10.14

(NY貴金属)
13日のNY金は急騰。NY金期近12月限は前日比58.5ドル高の1941.5ドル、NY白金期近1月限は8.4ドル高の884.2ドル、NY銀期近12月限は同93.6セント高の2289.5セント。
週末のNY金は、中東情勢の悪化によって1944ドル台まで急騰した。パレスチナ地区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘の激化によって、NY金の12月限は序盤から安全資産としての買いが先行した。ほぼ一本調子に上昇基調を継続すると、清算値決定後に1945.9ドルまで急騰した。NY金の1940ドル台は、9月25日以来の水準となった。イスラエル軍は、13日に「今後数日間、軍はガザ市で大規模な作戦を継続する」と通告して、ガザ中心都市の住民に退避するよう求めた。イスラエル軍は、ガザへの地上侵攻が近いことを示唆している。
NY白金も反発した。NY白金の1月限は、序盤からNY金の強調地合いと為替のドル安・ユーロ高基調によって878ドル台まで反発した。しかし、欧州時間帯の中盤から為替がドル高・ユーロ安方向に転換すると、NY白金は867.9ドルまで売られた。ただ、NY白金の下振れは一時的な動きとなり、地政学的リスクによってNY金が急騰すると、NY白金はこの動きに引っ張られ清算値決定後に891.3ドルまで上昇した。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は急反発。WTI原油期近11月限は前日比4.78ドル高の87.69ドル、北海ブレント原油期近12月限は同4.89ドル高の90.89ドル。RBOBガソリン11月限は同10.03セント高の226.53セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同16.68セント高の321.17セント。
週末のWTI原油は、中東情勢の悪化による供給不安が再燃して急反発した。イスラム組織のハマスとイスラエルの戦闘が激化し、イスラエル軍はガザへの地上侵攻が近いことを示唆した。まだ、原油輸出に対する影響は限定的となっているが、中東情勢の悪化による供給不安が再燃して、WTI原油の11月限は87.83ドルまで急反発した。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
13日のシカゴコーンは、反落。期先12月限は前日比2.75セント安の493.25セント。
週末のシカゴコーンは、利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤から前日の上昇に対する反動で売られる展開となった。しかし、米国時間帯に発表された強気な米国産トウモロコシの週間輸出成約高によって498.75セントまで上昇した。米農務省が発表した米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、91万0400トンと予想レンジの60万~90万トンを若干上回った。ただ、高値をつけてからは、週末要因による利益確定の売りが再び台頭するとシカゴコーンは490.50セントまで反落した。

シカゴコーン期近12月限日足


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