(NY貴金属)
6日のNY金は、10営業日ぶりに反発。NY金期近12月限は前日比13.4ドル高の1845.2ドル、NY白金期近1月限は19.0ドル高の881.5ドル、NY銀期近12月限は同70.4セント高の2172.3セント。
週末のNY金は、米長期金利の上げ一巡と為替のドル安基調を背景に10営業日ぶりに反発した。NY金の12月限は、米国取引時間帯に強気な米雇用統計の発表によって1823.5ドルまで安値を更新した。注目された9月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比33万6000人の増加となった。この強気な米雇用統計の結果を受けて、米FRB(連邦準備制度理事会)による金融引き締め長期化観測が強まると、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が、NY金の圧迫要因となった。しかし、安値をつけてから、上昇していた米長期金利が低下し始めると、為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、NY金は反転して出直りの展開となった。その後は、9月25日からの続落に対する買い戻しの動きが膨らむと、NY金は1849.0ドルまで反発した。
NY白金も5営業日ぶりに反発した。NY白金の1月限も、NY金と同様に米雇用統計の発表直後に為替のドル高・ユーロ安基調によって856.8ドルまで安値を更新した。しかし、その後は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きが支援材料となり888.9ドルまで反発した。ただ、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調は一服すると、NY白金は引けにかけて880ドル前半まで上値水準を切り下げた。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
6日のWTI原油は反発。WTI原油期近11月限は前日比0.48ドル高の82.79ドル、北海ブレント原油期近12月限は同0.51ドル高の84.58ドル。RBOBガソリン11月限は同0.32セント高の219.22セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同3.21セント高の290.08セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、3営業日ぶりに反発した。WTI原油の11月限は、米国の強気な雇用統計の発表後に為替のドル高・ユーロ安基調によって81.50ドルまで安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高方向の動きや安値拾いの買いによって反転すると、WTI原油は83.28ドルまで反発した。ただ、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると82ドル台後半まで上げ幅を縮小した。
WTI原油期近11月限日足
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(CBOTコーン)
6日のシカゴコーンは反落、3営業日ぶりに反発。期先12月限は前日比5.50セント安の492.00セント。
週末のシカゴコーンは、週末要因による持ち高調整の動きによって反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に前日の上昇基調を継続して499.00セントまで高値を更新した。しかし、その後は、500セントの大台を意識した動きによる上げ一服や週末要因の持ち高調整の動きによって、シカゴコーンは反転すると、引けにかけて491.50セントまで反落した。
シカゴコーン期近12月限日足
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