(貴金属市場)
6日の金標準は、小幅続落。金標準の中心限月8月限は前日比6円安の8710円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の軟調地合いによって8661円まで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、NY金が、下げ一巡の動きからの出直りの展開になると、金標準は8680円台まで下げ幅を縮小した。NY金は、米長期金利の高止まりと為替のドル高基調を背景に12月限は1826.2ドルまで下値水準を切り下げたが、その後、為替のドル安基調によって1834ドルまで出直りの動きとなった。日中立会は、NY金の反発と為替の円安方向の動きによって、金標準は8724円まで上昇した。しかし、8720円台の動きは一時的となり、その後は、NY金の上げが一服すると金標準は8708円まで売り直される動きも見せた。
日中のNY金は1838.4ドルまで反発している。連日の下落による安値拾いの買いや今晩の米雇用統計の発表を控えた持ち高調整によって反発している。米雇用統計は、今後の米国の金融政策に影響を与える指標として注目されていることから、NY金は米雇用統計の結果次第となっている。米雇用統計は、日本時間21時30分発表となっている。金標準は、NY金の出直りの動きによって8720円台まで戻りを見せている。ただ、今晩はNY金と同様に米雇用統計の結果次第となっていることから、夜間立会では臨機応変に対処するのは無難としたい。
金標準の日足チャート
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