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【海外商品市況】NY金・NY白金は続落、WTI原油は反発

2023.10.04

(NY貴金属)
3日のNY金は、7営業日連続の下落。NY金期近12月限は前日比5.7ドル安の1841.5ドル、NY白金期近1月限は7.2ドル安の879.6ドル、NY銀期近12月限は同4.4セント安の2137.7セント。
昨日のNY金は、米長期金利の上昇や為替のドル高基調が引き続き圧迫要因となり、7営業日連続で下落した。NY金の12月限は、序盤から米国の金融引締め局面の長期化懸念によって、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調の動きが、圧迫要因となり1830.9ドルまで安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安が一巡して、ドル安・ユーロ高方向に戻るとNY金は1840ドル台半ばの水準まで戻した。その後、ドル/円相場が、1ドル=150円台まで上昇した後に147.20円台まで急落するなど、乱高下を見せると、ドル安基調によってNY金は1849.3ドルまで上昇した。ただ、ドル/円相場の乱高下は一時的な動きとなり、その後、ドル高基調に戻るとNY金は1840ドル割れの水準まで売り直された。
NY白金も、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となって続落した。NY白金の1月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調によって875.0ドルまで直近の安値を更新した。しかし、その後は、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りよって890.4ドルまで反発した。ただ、為替のドル安・ユーロ安方向の戻りは一時的な動きとなり、再びドル高・ユーロ安基調の動きになると、NY白金は875ドル台まで売り直された。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
3日のWTI原油は反発。WTI原油期近11月限は前日比0.41ドル高の89.23ドル、北海ブレント原油期近12月限は同0.21ドル高の90.92ドル。RBOBガソリン11月限は同5.21セント安の236.01セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同2.71セント安の319.54セント。
昨日のWTI原油は、再び需給のひっ迫懸念によって反発した。WTI原油の11月限は、序盤に為替のドル高基調を背景に87.76ドルまで直近の安値を更新した。しかし、その後は、4日に開催されるOPECプラスの共同閣僚監視委員会での生産枠の据え置き観測から、需給ひっ迫懸念が根強いことによって、安値拾いの買いが台頭すると、WTI原油は90.27ドルまで反発した。ただ、90ドル台は一時的な上昇となり、為替のドル高基調が引き続きWTI原油の圧迫要因になると89ドル台前半まで上げ幅を縮小した。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
3日のシカゴコーンは反落。期先12月限は前日比1.25セント安の487.50セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤から486セントを挟んだ展開となった。その後、シカゴ小麦の上昇によって489.25セントまで上昇したが、米国産トウモロコシの豊作見通しによって484.25セントまで下落するなど、売り買いが交錯した。シカゴ小麦は、中国が米国産軟質赤色冬小麦を22万トンを買い入れたことが支援材料となっている。

シカゴコーン期近12月限日足


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