(貴金属市場)
27日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月8月限は前日比59円安の9096円。
夜間立会の金標準の中心限月は、為替の円安基調の中、NY金の値崩れによって9094円まで大幅続落した。NY金は、為替のドル高基調や米長期金利の高止まりの動きによって、12月限は1917.2ドルまで崩れた。日中立会は、NY金が軟調地合いを維持して1913ドル台まで下値水準を切り下げると、金標準は9083円まで下げ幅を拡大した。
日中のNY金は、1913.0ドルまで直近の安値を更新している。引き続き、為替のドル高基調と米長期金利の高止まりが圧迫要因となっている。チャートは8月21日の安値1913.6ドルを下抜けしたことによって、目先は1910ドル割れが警戒される。1910ドル割れになると、次の下値目途は、1900ドルの節目となってくる。まずは、1910ドルを割れるか注目したい。金標準は、NY金の値崩れによって、9100円割れとなっている。まだ、NY金の下落基調によって、金標準の下値水準の切り下げが警戒されるが、為替は引き続き円安基調を維持していることから、ある程度、下振れした後は、買い拾われる動きも想定される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。