(NY貴金属)
22日のNY金は反発。NY金期近12月限は前日比6.0ドル高の1945.6ドル、NY白金期近10月限は9.5ドル高の934.1ドル、NY銀期近12月限は同15.7セント高の2384.4セント。
週末のNY金は、米長期金利の低下や為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって反発した。NY金の12月限は、前日の安値からの戻り基調を維持した動きによって、序盤から買いが先行した。その後、欧州時間帯から米長期金利が低下し始め、為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、NY金は上げ幅を拡大して1949.1ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、米長期金利の下げ一巡や米国の利上げ長期化懸念を警戒した動きによって、NY金は引けにかけて1944ドル台まで上値水準を切り下げた。
NY白金も為替のドル安・ユーロ高方向の動きに動きによって反発した。NY白金の10月限は、NY金と同様に為替のドル安・ユーロ高方向の動きが支援材料となり、947.1ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高方向の動きが一巡すると、NY白金は933ドル台まで上げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は反発。WTI原油期近11月限は前日比0.40ドル高の90.03ドル、北海ブレント原油期近11月限は同0.03ドル安の93.23ドル。RBOBガソリン10月限は同5.81セント安の256.18セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同6.18セント安の330.62セント。
週末のWTI原油は、前日と同様の売り買い交錯する動きの中、反発した。WTI原油の11月限は、為替のドル安基調やロシアのエネルギー輸出の一時的な停止が、買い材料となり91.33ドルまで上昇した。しかし、91ドル台の動きは一時的となり、高値警戒感や米国の利上げ長期化懸念を警戒した動きによって、利益確定の売りが台頭すると、WTI原油は89.31ドルまで崩れた。ただ、WTI原油の値崩れは限定的となり、需給のひっ迫懸念が根強いことから、安値から出直りの展開になると、90.40ドル台まで買い直された。
WTI原油期近11月限日足
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(CBOTコーン)
22日のシカゴコーンは反発。期先12月限は前日比2.00セント高の477.25セント。
週末のシカゴコーンは、再び安値拾いの買いとシカゴ大豆・小麦の上昇によって反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤に前日の安値474.00セント付近まで下落する動きとなったが、その後は、安値拾いの買いによって下値水準を切り上げた。その後は、為替のドル安基調やシカゴ大豆・小麦の上昇によって、シカゴコーンは上げ幅を拡大して478.50セントまで反発した。
シカゴコーン期近12月限日足
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