(NY貴金属)
18日のNY金は続伸して、3営業日連続の上昇。NY金期近12月限は前週末比7.2ドル高の1953.4ドル、NY白金期近10月限は8.8ドル高の938.3ドル、NY銀期近12月限は同11.2セント高の2349.8セント。
週明けのNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸した。NY金の12月限は、19日・20日の米国FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の発表を控え様子見ムードの中、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって1943.8ドルまで下落した。しかし、その後は、為替がドル安・ユーロ高基調になるとNY金は反転して1955.7ドルまで続伸した。市場では、今回の米FOMCでの政策金利の据え置きは決定的と見られており、声明やパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見の内容が注目されている。
NY白金も続伸して、3営業日連続の上昇。NY白金の10月限は、欧州時間帯に941.2ドル台まで上昇したが、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって931.7ドルまで上げ幅を縮小した。しかし、NY白金の下押しは限定的となり、その後、為替がドル安・ユーロ高基調になると、NY白金は939ドル台まで買い直された。
NY金12月限日足
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NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は続伸して、3営業連続の上昇。WTI原油期近10月限は前週末比0.71ドル高の91.48ドル、北海ブレント原油期近11月限は同0.50ドル高の94.43ドル。RBOBガソリン10月限は同1.02セント安の269.79セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同9.51セント安の328.83セント。
週明けのWTI原油は、為替のドル安基調と需給ひっ迫懸念が支援材料となり続伸した。WTI原油の10月限は、序盤から強調地合いを維持して92.33ドルまで上昇した。しかし、その後は、連日の上昇による高値警戒によって90.75ドルまで崩れる動きとなった。ただ、WTI原油の下振れは一時的な動きとなり、為替のドル安基調や産油国の供給引締めによる需給ひっ迫懸念が支援材料となって、WTI原油は92.43ドルまで高値を更新した。
WTI原油期近10月限週足
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(CBOTコーン)
18日のシカゴコーンは続落して、3営業日連続の下落。期先12月限は前週末比4.75セント安の471.50セント。
週明けのシカゴコーンは、シカゴ小麦の反落やテクニカルな売りによって続落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に為替のドル安基調によって478.75セントまで反発したが、その後は、シカゴ小麦の反落によってシカゴコーンは下落すると、8月15日から続いた973.50セントの下値抵抗のを割り込んだ。この下値抵抗を割り込んだことによって、テクニカルな売りが膨らみシカゴコーンは、469.00セントまで崩れた。しかし、安値をつけてからは、下げ一服の動きによって471セント台まで下げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近12月限日足
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