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【海外商品市況】WTI原油は再び反発

2023.09.09

(NY貴金属)
8日のNY金は、小幅反発。NY金期近12月限は前日比0.2ドル高の1942.7ドル、NY白金期近10月限は5.7ドル安の909.6ドル、NY銀期近12月限は同6.6セント安の2317.4セント。
週末のNY金は、為替のドル・ユーロの動きに翻弄されながら、4営業日ぶりに小幅反発した。NY金の12月限は、序盤から1940ドル台後半で推移していたが、米国取引時間帯に米長期金利の低下によって為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、NY金は1954.0ドルまで反発した。しかし、高値をつけてからは、低下していた米長期金利が上昇に転じると為替が再びドル高・ユーロ安基調に戻り、NY金は1940.8ドルまで下落した。ただ、引けにかけては、NY金は1940ドル台を維持したことによって下落基調が一服すると1942ドル台まで買い直された。一方、NY白金は、続落した。NY白金の10月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調によって軟調地合いを継続して910ドル割れの展開となった。その後は、為替のドル高・ユーロ安基調が反転する動きとなったが、NYパラジウムの値崩れによってNY白金は反応せず、そのまま下落基調を強めると900ドルを下抜けして893.3ドルまで大幅続落した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
8日のWTI原油は、反発。WTI原油期近10月限は前日比0.64ドル高の87.51ドル、北海ブレント原油期近11月限は同0.73ドル高の90.65ドル。RBOBガソリン10月限は同3.07セント高の265.37セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同8.68セント高の329.91セント。
週末のWTI原油は、再び需給ひっ迫懸念によって反発した。主要産油国のサウジアラビアとロシアの自主的な供給削減方針が年末まで延長したことによって、OPECプラスの協調減産の継続見通しが台頭した。この産油国の供給引き締め観測による需給の引き締まりが、WTI原油の買い材料になると10月限は87.95ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調によって87.20ドル台まで上げ幅を縮小した。

WTI原油期近10月限日足

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(CBOTコーン)
8日のシカゴコーンは、反落。期先12月限は前日比2.50セント安の483.75セント。
週末のシカゴコーンは、12日の需給報告前の持ち高調整によって反落した。為替のドル高基調による売り材料と需給報告での生産高と単収の下方修正予想による買い材料によって、シカゴコーンの12月限は488.75セントまで上昇した後、482.00セントまで反落した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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