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【石油市場】日中立会のドバイ原油は、上げ幅縮小

2023.09.06

(石油市場)
6日のドバイ原油は続伸も、日中は上げ幅縮小。ドバイ原油の中心限月2月限は前日比770円高の7万7970円。
夜間立会のドバイ原油の中心限月は、WTI原油の強調地合いと為替の円安方向の動きによって続伸して7万9180円まで高値を更新した。しかし、高値を更新してからは、WTI原油が上げ幅を縮小するとドバイ原油は7万8250円まで上値水準を切り下げた。WTI原油の10月限は、サウジアラビアとロシアの供給削減が12月末まで延長することによって、需給ひっ迫懸念が広がり一時88.07ドルまで急伸した。しかし、その後は、中国や欧州の景気先行き懸念や為替のドル高基調によって86.40ドル台まで上げ幅を縮小した。日中立会は、WTI原油が87.00ドルちょうどまで上昇すると、ドバイ原油は7万8650円まで買い直された。しかし、その後は、WTI原油が86.50ドル台まで下がり、為替が円高方向に進むとドバイ原油は7万7950円まで上げ幅を縮小した。
日中のWTI原油は上昇基調の一服によって86.40ドル台まで上値水準を切り下げている。今晩は米国の貿易収支やISM非製造業景気指数の発表が予定され、貿易収支とISM非製造業景気指数は、前月より弱い発表が予想されていることから、米国の景気先行き懸念が警戒される。更に、明日は中国の貿易収支も発表され、目先のWTI原油は波乱の動きに注意したい。ドバイ原油は、日中に7万8000円割れまで上げ幅を縮小している。中心限月の繋ぎ足チャートでは2022年の10月11日の高値7万8700円を上抜けしてから、上げ一巡となっている。目先の調整安が想定されるが、まだ円相場は円安方向の動きを見せているだけに、ドバイ原油の下振れは限定的と見たい。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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