(貴金属市場)
29日の金標準は続伸。金標準の6月限は前日比39円高の9049円。
夜間立会の金標準の6月限は、NY金の反発と為替の円安基調によって9050円まで上昇したが、その後は、NY金の高値からの値崩れによって9016円まで上げ幅を縮小した。しかし、NY金の値崩れは一時的となり、その後、戻り基調になると金標準は9030円台まで買い直された。NY金は、米長期金利の上昇と為替のドル安・ユーロ高基調によって1954.2ドルまで上昇した後、1944ドル台まで崩れた。しかし、その後は、出直りの動きとなり引けにかけて1948ドル台まで買い直された。日中立会は、NY金が続伸して1953.7ドルまで上昇すると、金標準は上げ幅を拡大して9053円まで高値を更新した。ちなみに上場来高値は本日発会した8月限の9058円となっている。その後、NY金の上昇が一服すると金標準は9040円台まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は再び1950ドル台に乗せて1953.7ドルまで続伸している。引き続き米長期金利の低下が支援材料となっているが、今晩は米国の消費者信頼感指数やJOLTS求人の発表が予定されている。更に、バーFRB副議長の発言も予定されいることから、米経済指標やFRB要人発言に注意したい。金標準は、NY金の続伸や為替の円安基調が支援材料となり9000円半ばまで上昇している。まだ、為替は円安基調を継続していることから、金標準の堅調地合いが想定される。
金標準の日足チャート
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