(貴金属市場)
23日の金標準は続伸。金標準の中心限月6月限は前日比7円高の8898円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金と円相場の乱高下によって8860円台から8900円台のレンジでの動きとなった。NY金は、米長期金利の波乱の展開によって12月限は1933.2ドルまで上昇した後1917.5ドルまで急落するなど、乱高下を演じた。日中立会は、為替の円高方向の動きによって、金標準は8878円まで下落した。しかし、その後は、NY金が1932ドルまで上昇すると金標準は8904円まで買われた。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調によって1932.8ドルまで続伸している。米長期金利の低下によってドルが売られNY金は買われている。今晩は、欧米の製造業PMIの速報値の発表が予定され、米長期金利やユーロ・ドル相場の急激な変動に注意したい。金標準は、再び8900円台まで続伸したが、8900円台を超えてからは、為替の円高基調によって上値の重い展開となっている。円相場は、前日から円高基調となっていることから、今度もNY金の上昇に対する金標準の上げ幅を抑える動きが警戒される。
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