フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

投資情報ナビ

【海外商品市況】WTI原油は、日中の高値をつけてから急反落

2023.08.22

(NY貴金属)
21日のNY金は続伸。NY金期近12月限は前日比6.5ドル高の1923.0ドル、NY白金期近10月限は1.5ドル安の913.5ドル、NY銀期近9月限は同60.7セント高の2334.0セント。
週明けのNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸した。NY金の12月限は、序盤に1913.6ドルまで直近の安値を更新したが、安値をつけてからは為替のドル高・ユーロ安基調によって1920ドル台を挟んだ展開となった。その後、欧州時間帯から米国時間帯にかけて為替のドル安・ユーロ高基調が一段と強まると、NY金は1927.9ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、米長期金利の上昇によって為替がドル高・ユーロ安方向に反転すると、NY金は1914.0ドルまで崩れた。ただ、為替のドル高・ユーロ安基調は一時的な動きとなり、引けにかけて再びドル安・ユーロ高方向に戻るとNY金は1924ドル台まで買い直された。一方、NY白金は、為替のドル安・ユーロ高基調の中、ポジション調整の動きによって3営業日ぶりに反落した。NY白金の10月限は、為替のドル安・ユーロ高基調によって序盤に919.7ドルまで上昇した。しかし、920ドル目前で足踏みの展開となり、その後は、週末のジャクソンホールでの会合を控え、NY白金はポジション調整の動きによって徐々に上値水準を切り下げ一時905.2ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が引き続き支援材料となると、NY白金は出直りの動きから916ドル台まで買い直された。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
21日のWTI原油は急反落。WTI原油期近9月限は前日比0.53ドル安の80.72ドル、北海ブレント原油期近10月限は同0.34ドル安の84.46ドル。RBOBガソリン9月限は同5.06セント安の277.26セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同4.35セント安の311.62セント。
週明けのWTI原油は、エネルギー需要の先行き懸念によって3営業日ぶりに急反落した。WTI原油の9月限は、序盤から為替のドル安・ユーロ高基調によって82.47ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、中国経済の不透明な状況や米国の利上げの長期化観測によって、両国のエネルギー需要の先行き懸念から崩れ80.61ドルまで崩れた。

WTI原油期近9月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
21日のシカゴコーンは急反落。期先12月限は前日比10.50セント安の482.50セント。
週明けのシカゴコーンは、シカゴ小麦の下落に引っ張られ急反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に506.25セントまで上昇する動きを見せたが、その後は、シカゴ小麦の値崩れによって481.25セントまで急反落した。シカゴ小麦は、黒海経緯油のウクライナ産穀物輸送に関して、世界の保険会社と契約を結ぶことが圧迫要因となって下落した。今週は、プロファーマーが主催するクロップツアーによる、トウモロコシおよび大豆の実地調査が行われる。米中西部7州を1週間かけて行い、作物の生育状況や単収見通しを査定することから、市場ではクロップツアーの報告待ちとなっている。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

  • プライム情報・記事一覧
  • 経済カレンダー
  • 相場表

▲ PAGE TOP