(貴金属市場)
18日の金標準は大幅続落。金標準の中心限月6月限は前日比60円安の8838円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の軟調地合いと為替の円高基調によって8839円まで続落した。しかし、その後はNY金の下げ止まり為替の円高基調が一服すると金標準は8868円まで下げ幅を縮小した。NY金は強気な米国の経済指標によって、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり1914.2ドルまで安値を更新した。日中立会は、再び為替が円高方向に進むと金標準は下げ幅を拡大して8836円まで日中の安値を更新した。しかし、その後は為替の円安基調が一服し、NY金が1923ドル台まで反発すると金標準は8847円まで戻りを見せた。
日中のNY金は1924.3ドルまで反発している。日中に中国人民銀行(中央銀行)が予想を大幅に上回る元高水準に基準値を設定したことによって、対ドル安基調となり、NY金は反発している。ただ、為替のドル・ユーロは一時的なドル安・ユーロ高基調に止まっていることから、今のところNY金の反発も限定的となっている。金標準は、為替の円高基調によって8836円まで売られている。ドル円相場が不安定な動きとなっており、円高要因による下落が警戒される。
金標準の日足チャート
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