(貴金属市場)
16日の白金標準は続落。白金標準の中心限月6月限は前日比55円安の4140円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、NY白金の下値水準の切り下げによって一時4130円まで続落した。しかし、安値をつけてからは、NY白金の下げ一巡の動きから白金標準は4150円台まで下げ幅を縮小した。NY白金は、強気な米経済指標によって、為替がドル高・ユーロ安基調になるとNY白金の10月限は882.6ドルまで直近の安値を更新した。しかし、その後は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服するとNY白金は891ドル前後まで戻りを見せた。日中立会は、NY白金の892ドル台を挟んだ動きによって白金標準も4140円台から4150円台のレンジの動きとなった。しかし、昼過ぎから為替が円高方向に進むと白金標準は4135円まで下げ幅を拡大した。
日中のNY白金は892ドルを中心とした狭いレンジの動きとなっている。前日の圧迫要因となった為替のドル高・ユーロ安基調が一服していることによって下げ止まりを見せている。白金標準は4140円付近で推移しているが、NY白金の下げ一服の動きによって反発も予想される。ただ、為替の円安基調が一巡していることから、上値を抑えられる動きも警戒される。
白金標準の日足チャート
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