(石油市場)
15日のドバイ原油は反発。ドバイ原油の中心限月1月限は前日比870円高の7万4500円。
夜間立会のドバイ原油の中心限月は、海外原油の乱高下と為替の円安基調によって7万3600円台から7万4400円台のレンジの動きとなった。海外原油は、中国の景気先行き不透明感による石油需要の後退観測が圧迫要因となりWTI原油の10月限は81.76ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは、産油国の供給引締めが、下支えとなり一時83.20ドル台まで買い直されるなど下げは限定的となった。日中立会は、WTI原油が82.50ドルを挟んだ展開になるとドバイ原油は7万4200円台を中心とした狭いレンジでの動きが続いたが、引けにかけて為替のドル安・ユーロ高の動きからWTI原油が82.70ドル台まで上昇するとドバイ原油は7万4500円の高値引けとなった。
日中のWTI原油は82.79ドルまで上昇している。序盤は中国の弱気な経済指標によって82.50ドル割れの展開となったが、その後は為替のドル安・ユーロ高の動きによって上げ幅を拡大する動きとなっている。再び83ドルを目指す動きを見せており、為替のドル安・ユーロ高基調によってWTI原油の堅調地合いが想定される。ドバイ原油は、為替の円安基調とWTI原油の底堅い動きを踏まえ、ドバイ原油の高い水準での動きが続くと見たい。
ドバイ原油の日足チャート
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