(NY貴金属)
7日のNY金は反落。NY金期近12月限は前日比6.1ドル安の1970.0ドル、NY白金期近10月限は1.6ドル安の926.9ドル、NY銀期近9月限は同48.4セント安の2323.2セント。
週明けのNY金は、米長期金利の上昇が圧迫要因となり反落した。ボウマンFRB(米連邦準備制度理事会)理事は、週明けの討論会で「インフレ率を目標水準まで低下させるため、追加利上げが必要になる可能性高い」と示した。この発言をきっかけに、追加利上げを巡る思惑によって、米長期金利は上昇するとNY金の12月限は、1966.1ドルまで反落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調によって、NY金の値崩れは限定的となり1970ドル台まで下げ幅を縮小した。NY白金も反落した。NY白金の10月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調やボウマンFRB理事の発言によって916.7ドルまで反落した。しかし、その後は、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって926ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
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NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
7日のWTI原油は急反落。WTI原油期近9月限は前日比0.88ドル安の81.94ドル。RBOBガソリン9月限は同2.13セント高の280.44セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同4.67セント安の301.55セント。
週明けのWTI原油は、直近の高値を更新した後に、利益確定の売りの台頭によって急反落した。WTI原油の9月限は、序盤に83.30ドル台まで続伸して直近高値を更新した。しかし、高値更新してからは、米国のドライブシーズンが終了に近づき、前週まで6週連続で上昇していることから利益確定の売りが台頭すると、WTI原油は81.52ドルまで急反落。下落局面では、米FRBの追加利上げ思惑も圧迫要因となった。ただ、WTI原油の82ドル割れは一時的な動きとなり、産油国の供給引き締めにが引き続き相場の下支えになると82.50ドル台まで下げを縮小した。
WTI原油期近9月限日足
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(CBOTコーン)
7日のシカゴコーンは続落。期先12月限は前日比1.50セント安の495.75セント。
週明けのシカゴコーンは、作柄の改善観測によって続落した。週末の米コーンベルトで、降雨が確認され引き続き生育に適した天候が圧迫要因となって、シカゴコーンの12月限は489.25セントまで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、ロシア・ウクライナ情勢の激化によってシカゴ小麦が上昇すると、シカゴコーンは下げ幅を縮小し、12月限は498.00セントまで戻した。
シカゴコーン期近12月限日足
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