フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

投資情報ナビ

【海外商品市況】NY金は、為替のドル高を背景に急落

2023.08.02

(NY貴金属)

1日のNY金は急落。NY金期近12月限は前日比30.4ドル安の1978.8ドル、NY白金期近10月限は18.2ドル安の940.4ドル、NY銀期近9月限は同64.6セント安の2432.6セント。
昨日のNY金は、為替のドル高基調を背景に急落した。NY金の12月限は序盤から為替のドル高・ユーロ安基調によって下落して2000ドル割れの展開となった。その後、米国取引時間帯に米長期金利の上昇によって為替のドル高・ユーロ安が一段と進むと、NY金は1979.6ドルまで急落した。下落局面では、週末の米雇用統計を控え、利益確定の売りも圧迫要因となった。NY白金も、NY金と同様に急落した。NY白金の10月限は、為替のドル高・ユーロ安基調によって928.5ドルまで売り込まれ、直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安が一巡すると940ドル付近まで下げ幅を縮小した。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)

1日のWTI原油は反落。WTI原油期近9月限は前日比0.43ドル安の81.37ドル、北海ブレント原油10月限は前日比0.52ドル安の84.91ドル。RBOBガソリン9月限は同2.25セント安の287.30セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同3.79セント高の302.34セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調が圧迫要因となって4営業日ぶりに反落した。WTI原油の9月限は、序盤から為替のドル高基調による割高感によって下落基調となった。更に、週末の米雇用統計を控え、持ち高調整や利益確定の売りが膨らむとWTI原油は80.59ドルまで反落した。しかし、安値をつけてからは、サウジアラビアの自主減産の継続観測による供給引締めや世界的なエネルギー需要の回復期待によって、安値圏から買い拾われると清算値決定後に82.17ドルまで上昇した。

WTI原油期近9月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)

1日のシカゴコーンは続落。期先12月限は前日比5.75セント安の507.25セント。
昨日のシカゴコーンは、引き続き米コーンベルトの生育に適した天候とシカゴ小麦の下落が圧迫要因となり続落した。週末にかけて米コーンベルトでは、にわか雨予報と気温が平年から高めとなり、トウモロコシの生育に適した天候となっている。シカゴ小麦は、ロシア・ルーマニア・ブルガリアといった黒海産小麦の供給増が圧迫要因となり続落している。この弱気な材料によって、12月限は505.50セントまで直近の安値を更新した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

  • プライム情報・記事一覧
  • 経済カレンダー
  • 相場表

▲ PAGE TOP