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【貴金属市場】金標準は、週末のNY金の急伸と為替の円安基調によって前日の急落に対して行って来いの展開

2023.07.31

(貴金属市場)
31日の金標準は急反発。金標準の中心限月6月限は前日比173円高の8898円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の急伸と為替の円安方向の動きによって8888円まで急反発した。NY金は、週末に発表されたインフレの落ち着きを示す米経済指標の結果によって利上げ継続観測が和らぐと、為替のドル安・ユーロ高基調がNY金の支援材料となり12月限は2002.0ドルまで急伸した。日中立会は、週明けのNY金の反落の動きから金標準は8850円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後は、為替が一段の円安方向に進むと金標準は出直りの動きから8910円まで上げ幅を拡大した。引けにかけては、為替の円安が一巡すると、金標準は8900円割れとなった。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調によって1990.7ドルまで反落している。27日に1981ドル台まで急落してから戻りを見せたが、その後は2000ドル台で戻り一服となっている。今週も米国や欧州の主要な経済指標の発表が予定され、為替のドル・ユーロの動きに注意したい。金標準は、先週末の急落から行って来いの展開となっている。日中は為替の円安が支援材料となり8910円台まで上げ幅を拡大しており、引き続き為替の円安基調が金相場の支援材料になると見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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