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【海外商品市況】NY金は反発

2023.07.29

(NY貴金属)

28日のNY金は反発。NY金期近12月限は前日比14.7ドル高の1999.9ドル、NY白金期近10月限は1.3ドル安の943.7ドル、NY銀期近9月限は同12.8セント安の2449.5セント。
昨日のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調によって反発した。昨日発表された米国の6月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年比3.0%と伸び率は前回の3.8%から鈍化して2カ月連続で縮小した。更に、4~6月期の米雇用コスト指数(ECI)の伸び率も前回の1.2%から1.0%となり2四半期ぶりに減速した。このインフレの落ち着きを示す米経済指標によって、米国の利上げ継続観測が和らぐと、為替がドル安・ユーロ高に進みNY金の12月限は2002.0ドルまで反発した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一巡し、NY金は1996ドル台まで上げ幅を縮小する動きを見せた。一方、NY白金は乱高下の展開の中、小幅続落した。NY白金の10月限は、序盤から為替のドル安・ユーロ高基調によって949.5ドルまで上昇したが、高値をつけてからは、利益確定の売りによって935.0ドルまで崩れた。しかし、その後は、948ドル台まで買い直されるなど、戻りを見せたが、引けにかけては943ドル台まで売り直された。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)

28日のWTI原油は続伸。WTI原油期近9月限は前日比0.49ドル高の80.58ドル、北海ブレント原油9月限は前日比0.75ドル高の84.99ドル。RBOBガソリン8月限は同0.53セント高の295.58セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同4.17セント高の295.86セント。
昨日のWTI原油は、引き続きエネルギー需要の拡大期待によって続伸した。WTI原油の9月限は、序盤に利益確定の売りによって79.07ドルまで下落した。しかし、その後は、米FRB(連邦準備制度理事会)とECB(欧州中央銀行)の利上げの終了に近づいていることから、世界的なエネルギー需要の回復期待と為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、WTI原油は出直りの動きから80.71ドルまで買い進まれ、連日の高値更新となった。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)

28日のシカゴコーンは続落。期先12月限は前日比12.00セント安の530.25セント。
昨日のシカゴコーンは、引き続き米コーンベルトの天候リスクの後退によって4営業日連続で下落した。米コーンベルトは週末にかけて降雨が予想されている。更に、8月初旬からはトウモロコシの成育に好ましい天候の見通しが、引き続きシカゴコーンの圧迫要因となり12月限は525.50セントまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は、最近の熱波によって、31日に発表される作柄の悪化が警戒され、引けにかけては530.25セントまで下げ幅を縮小した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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