(貴金属市場)
24日の金標準は続伸。金標準の中心限月6月限は前日比28円高の8902円。
週末の夜間立会の金標準は、NY金の軟調地合いの中、急速な為替の円安基調が支援材料となり、中心限月は一時8945円まで上昇した。NY金は、為替のドル高基調が圧迫要因となり1958.8ドルまで続落したが、その後は、1960ドル前半まで戻りを見せた。日中立会は、為替の円高方向の動きによって金標準は序盤から上げ幅を縮小して、13時過ぎに8895円まで崩れた。しかし、その後は為替の円高方向の動きが一服すると、金標準は8911円まで買い直された。
週明けのNY金は1960ドルを挟んだ狭いレンジでの動きとなっている。為替のドル高基調の一服によって、下げ止まりを見せているが、今週は、米国・欧州・日本の政策金利の発表が予定され、NY金は今のところ様子見の展開となっている。今晩は米国の製造業PMI・非製造業PMIの発表が予定されているが、米FOMCを控え、影響は限定的になると見たい。金標準は、週明けの為替の円高基調によって上げ幅を縮小している。NY金が小幅レンジの動きとなっていることから、まだ円相場の動きに次第の展開が予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。