(貴金属市場)
20日の白金標準は急反落。白金標準の中心限月6月限は前日比58円安の4302円。
夜間立会の白金標準は、序盤にNY白金の上昇によって4384円まで続伸して直近の高値を更新した。しかし、高値をつけてからは、上昇していたNY白金が高値から崩れると白金標準は4323円まで急反落した。NY白金の10月限は、為替のドル安方向の動きによって998.0ドルまで上昇した後、為替がドル高基調に反転すると980.1ドルまで崩れた。日中立会は、NY白金の続落と為替の円高方向の動きによって白金標準は軟調地合いを継続して、夜間立会の安値を下抜けすると4302円まで下げ幅を拡大した。
日中のNY白金は、980.0ドル割れの動きから977.9ドルまで安値を更新している。為替のドル高基調がNY白金の圧迫要因となっているが、今晩も米経済指標の発表が予定され、その結果次第となっている。今晩発表予定の経済指標は、新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数・中古住宅販売件数・景気先行指数となっている。ここ最近は、弱気な米経済指標によって、為替がドル安方向に進んでいるだけに、今晩もドル相場の動きに注意したい。白金標準は、日中に4300円割れ目前まで売り込まれている。現在は、為替のドル高基調によって、NY白金は下値水準を切り下げていることから、夜間立会の白金標準は4300円割れが警戒される。
白金標準の日足チャート
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