ドル建て金は1984.60ドル近辺で推移しています。
金価格は、心理的節目となる1900ドルをわずかに下回る6月29日の安値(1893.32ドル)以来、上昇傾向を続けており、約2カ月ぶりの高値を付けています。
各オシレータ系指標は短期的な上昇継続を暗示する展開となっています。
具体的には、MACDがプラス圏に浮上しており、ストキャスティクスは80%以上の水準で指数密集圏を形成し始めています。
また、価格がボリンジャーバンドの2σ上限で張り付いており、バンドウォークの様相を呈していることを考慮すると、上昇波を継続する可能性が高まっていると主張することもできます。
強気派が価格を押し上げようとする場合、5月高値から形成した下降波の値幅の61.8%戻し水準や心理的節目となる2000ドルが最初の抵抗領域として意識されそうです。
このゾーンを突破すると、価格は76.4%戻しの水準となる2025ドル近辺を試す可能性が高まります。
金価格は7月初旬以降着実に下値を切り上げており、最近では10日EMAと25日EMA、75日EMAのゴールデンクロス(トリプルクロス)を完了したことが更なる追い風となる可能性もあります。
(13:50執筆)
投資助言サービス担当 テクニカルアナリスト 村石
★サイクルトレード分析の動画をYouTubeで配信中
→ テクニカル分析でみた見通しと戦略
★ツイッターで商品関連情報を配信中
→ https://twitter.com/muraishi_fjtm
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。