(貴金属市場)
19日の金標準は大幅続伸。金標準の中心限月6月限は前日比141円高の8860円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の急伸によって8839円まで続伸した。NY金は、弱気な米経済指標によって米利上げ長期化懸念の後退観測が台頭すると、8月限は1988.3ドルまで急伸した。しかし、引けにかけては、為替のドル高方向に動き、NY金は1980ドル台前半まで上げ幅を縮小した。日中立会は、NY金が1980ドル割れの動きから1978.0ドルまで下がると、金標準は8820円まで上げ幅を縮小した。しかし、金標準の下押しは限定的となり、その後、為替の円安方向の動きとNY金の1983ドル台までの戻りによって、金標準は8862円まで上げ幅を拡大した。
日中のNY金は、1978.0ドルまで反落してから、1983.5ドルまで戻りを見せている。引き続き米国の利上げ長期化懸念の後退が、NY金の支援材料になると見て、NY金の堅調地合いが想定される。金標準は日中に8860円台まで上昇しているが、まだ、NY金の堅調地合い予想を踏まえると、上値水準の切り上げが続くと見たい。
金標準の日足チャート
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