(NY貴金属)
14日のNY金は小幅続伸。NY金期近8月限は前日比0.6ドル高の1964.4ドル、NY白金期近10月限は0.9ドル高の984.3ドル、NY銀期近9月限は同24.5セント高の2519.4セント。
週末のNY金は、売り買い交錯する中、清算値ベースで小幅続伸した。NY金の8月限は、序盤に為替のドル安基調によって1967.0ドルまで上昇したが、その後、低下していた米長期金利の上昇と週末要因の持ち高調整による利益確定の売りが台頭して1954.7ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安基調が引き続き支援材料になると、NY金は1966ドル台まで買い直された。ただ、前日に1968.5ドルまで上昇してから上値は重く、その後、米長期金利の上昇と為替のドル安基調の売り買い交錯する展開となり、清算値ベース後から引けにかけて1960ドル割れとなった。NY白金も小幅続伸した。NY白金の10月限は、序盤に週末要因の持ち高調整によって971.5ドルまで反落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が引き続きNY白金の支援材料となり986.3ドルまで続伸した。ただ、引けにかけてはNYパラジウムの下落に引っ張られ981ドル台まで反落した。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は急反落。WTI原油期近8月限は前日比1.47ドル安の75.42ドル、北海ブレント原油9月限は同1.49ドル安の79.87ドル。RBOBガソリン8月限は同3.49セント安の264.37セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同1.25セント安の259.79セント。
週末のWTI原油は、利益確定の売りによって急反落した。今週インフレの鈍化を示す米国の経済指標が相次いで発表されたことによって、米国の利上げ長期化の後退観測が台頭して、WTI原油の8月限は77.33ドル台まで上昇した。しかし、この日は連日の上昇による上げ一服の動きと週末要因の持ち高調整による利益確定の売りによってWTI原油は高値圏から崩れ、75.11ドルまで急反落した。
WTI原油期近8月限日足
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(CBOTコーン)
14日のシカゴコーンの大幅続伸。期先12月限は前日比13.25セント高の513.75セント。
週末のシカゴコーンは、前日の流れを引き継ぎ大幅続伸した。シカゴコーンの12月限は、前日から安値拾いの買いによって上昇基調を見せている中、この日はシカゴ小麦の上昇と為替のドル安基調が支援材料となり515.75セントまで大幅続伸した。シカゴ小麦の上昇は、黒海経由のウクライナ産穀物輸出の合意見通しに対する不透明感が支援材料となった。ロシアのプーチン大統領は、ロシア側の要求が満たされない限り合意から離脱すると表明している。
シカゴコーン期近12月限日足
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