(貴金属市場)
14日の金標準は急反落。金標準の中心限月6月限は前日比50円安の8682円。
夜間立会の金標準の中心限月は、為替の円高基調が圧迫要因となって8684円まで急反落した。NY金は、一時的な乱高下を見せたが、1960ドル台半ばを中心としたレンジでの動きとなった。日中立会は為替の円高方向の動きによって、金標準は8661円まで下げ幅を拡大した。しかし、日中の安値をつけてからは、為替の円高基調が一巡すると金標準は8680円台まで戻りを見せた。
日中のNY金は1967.8ドルまで上昇したが、前日の高値を上抜けず上げ一服となっている。7月12日に1960ドル台に水準を上げてから、1960ドル台後半から上値は重くなっている。まだ、米長期金利の低下やドル高基調に変わりはないが、NY金の1970ドル目前の足踏みを踏まえると、ひとまず下押しも警戒される。金標準は為替の円高基調が圧迫要因となって8700円割れとなっているが、NY金の上値の重い展開を踏まえると、弱い動きが警戒される。
金標準の日足チャート
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